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ベーカー嚢腫 膝痛 変形性膝関節症 名医 大阪 河内長野市 大阪狭山市

ベーカー嚢腫 膝痛 変形性膝関節症 名医 大阪 河内長野市 大阪狭山市

 

ベーカー嚢腫は

何らかの炎症により膝の裏にある滑液包に滑液が溜まり過ぎることで
膝の不快感や痛み、曲げ伸ばしに制限が出ている状態です。

 

*滑液包とは

関節・腱・靭帯など衝撃や摩擦の負担がかかりやすいところにある袋状の構造物。
内部に少量の液体(滑液)を含んでいて関節の動きを滑らかにする役割がある。

 

 

ベーカー嚢腫は嚢胞性病変

ベーカー嚢腫は膝窩部の内側よりの嚢胞性病変で、
腓腹筋内側頭腱下滑液包と半膜様筋滑液包に浸出液(滑液)が溜まって腫大したものをいいます。

 

ベーカー嚢腫は膝の関節腔とつながっている

ベーカー嚢腫は膝の関節腔とつながっているため関節疾患により関節液(滑液)が過剰に溜まって関節内圧が上昇して膝関節内の関節液(滑液)が後方に押し出されて腓腹筋内側頭腱下滑液包と半膜様筋滑液包に流れ込むことで起こります。

 

 

ベーカー嚢腫の原因

膝関節内に炎症や半月板損傷などの原因疾患があることが多いため、
関節炎や半月板損傷、十字靭帯損傷などにより関節液(滑液)が増量した時に起きる。

 


小児では、学習時の椅子などの機械的刺激によるものがありますが、まれです。

 

 

ベーカー嚢腫の症状

サイズが大きくなってくると痛みや違和感、膝の可動域制限(動かしにくさ)などの症状を生じますが、

30mm以下のものは無痛の場合が多いとされています。

 

まれに膝窩嚢胞が破裂をきたすことがあり、

周辺に浸みだした滑液により、血栓性静脈炎に似た症状を示すことがあるため鑑別が必要です。

※血栓性静脈炎の症状
血栓が生じて炎症をおこした静脈を中心に皮膚が赤く腫れて痛む。

 

 

ベーカー嚢腫の治療

疼痛などの症状がなければ基本的に、保存療法です。

 

ベーカー嚢腫は膝関節内の炎症が原因であるため、

 

ご自身でやってほしいこととしては、
安静、アイシング(氷で定期的に1日に3~4回、約20分間冷やします)です。

 

 

当院で行う施術としては

  • 筋膜リリース・鍼灸・運動療法による関節運動の最適化
  • 反張膝・X脚・O脚などの膝に負担がかかりやすい姿勢の改善
  • 膝に負担がかかりやすい歩様の改善

により

 

筋肉・関節の機能改善と歩行時などの動作の改善をおこないます。

 

施術や運動療法などが出来ない極端に腫れが強い場合や血栓性静脈炎との鑑別のために、

病院での受診(画像診断・注射での内容液を排液)をお願いすることもあります。

 

ただし、
注射での内容液を排液では症状がすぐに改善することが多いですが、関節内に炎症が起きやすい状態は改善されていないため、そのまま放置していると1~2か月して痛みがぶり返すことが多いので、注意が必要です。

 

 

ベーカー嚢腫が治りにくい理由

ベーカー嚢腫が治りにくい理由はベーカー嚢胞の形にあります。
ベーカー嚢胞はゴム風船のような形で入り口が狭く、入り口の構造的にも入りやすく出にくい作りになっており、腫れるより萎むまでに時間がかかるのです。

 

尚且つ、

ベーカー嚢胞に入ってきた関節液は排液されるまでに水分が身体に吸収されて濃度が上がるため、さらに排液されにくくなります。

 

そのうえ、

再度炎症が再燃するようなことがあった時は残された関節液も膨らむため、最初よりひどい状態になることもありますので、

 

ベーカー嚢胞が腫れているときは出来るだけ無理をしないように過ごすことが望ましいです。

 

 

 

ベーカー嚢腫に限らず炎症をともなう症状がある場合は

「自分で…」という甘美なセリフは捨てて

 

筋・筋膜・関節・運動は当院に
炎症は病院に

 

プロに頼ることをお勧めいたします。

 

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ベーカー嚢腫に関連する疾患

 

・変形性膝関節症

・O脚・X脚
・半月(板)損傷
・膝関節捻挫

・膝のスポーツ障害