『膝蓋骨脱臼の後遺症は○○○○が原因』
膝のお皿が外側にハズレてしまう怪我である膝蓋骨脱臼の後遺症についてです。
膝蓋骨脱臼は起こしたことがない人はイメージ湧きませんが、膝のお皿が外側にハズレてしまう怪我です。
膝蓋骨脱臼が厄介なのはこれが”クセ”になって後遺症として
再脱臼を起こしてしまうことや痛みが長く続いて、
約20~25%という結構な確率で再脱臼が起こり、
再脱臼しなくても50%以上の患者は痛みが続く、
膝の不安定感を訴えるなどの厄介な症状が残ります。
★膝蓋骨(再)脱臼が発生しやすい状況
膝蓋骨脱臼は
・ジャンプの着地などで急激な筋収縮をした時
・膝が伸びた状態で急にねじった時
に引き起こされます。
★なぜ膝のお皿がハズレてしまうのか?
膝蓋骨脱臼は
膝のお皿についている強力な筋肉(大腿直筋)が
脛骨(膝のお皿についている骨)に対して外側に広がるような角度でつながっていて、
ジャンプの着地などで急激な筋収縮をした時や膝が伸びた状態で急にねじった時などに
外方向に膝のお皿が引っ張られやすい構造になっていることと、
過疲労や加齢・運動不足によって
膝のお皿を内方向に引っ張る筋肉(内側広筋)が筋力低下して、
膝のお皿に外方向に引っ張る筋肉(外側広筋)の筋力と柔軟性が低下しているため、
急激な筋収縮をした時や膝が伸びた状態で急にねじった時などに弓の弦が引っ張られるような感じで、外方向に膝のお皿が引っ張られてしまうからハズレてしまうのです。
★膝蓋骨脱臼の治療
膝のお皿が外方向に引っ張られハズレてしまうのだから単純に
内側の内側広筋を鍛えよう!
外側の内側広筋を緩めよう!
となりがちですが、
再発予防まで考えて治療に取り組むのであれば
膝のお皿が外方向に引っ張られる原因の
内側広筋の筋力低下と、
外側広筋や大腿直筋の筋力と柔軟性が低下はなぜ起きているのか?
を考えて治療に取り組まなければなりません。
この部分をおざなりにしてしまうと
治療をしてもスグに
内側広筋の筋力低下と、
外側広筋や大腿直筋の筋力と柔軟性が低下が再発して
「治療してもらった時はイイんやけど…」となりかねません。
「脱臼はクセになる」なんて月並みな言葉には騙されかけている方は
当院にご相談ください。
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